製紙工場から届く大きなドラム状の紙をカットしながら巻き取ってロールにしたり、平板に成形するなど、紙加工業を行って いる有限会社佐野商店様。補助金を活用し工場内の照明器具を水銀灯からLEDにリニューアルし、コスト削減と明るさ アップを実現しました。
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Miyaji
今回は宮地電機にご用命いただき、ありがとうございました。 こちらはとても大きな工場ですが、LED化をお考えになったきっかけを教えてください。
Miyaji
高所のため、球切れの時のランプ交換が非常に困難でした。年に1〜2回の作業がかなり負担になっていました。 しかし、一番大きな理由は虫対策です。水銀灯には蚊などの虫がたくさん寄ってくるんです。弊社で扱っているのは紙です。 製品に虫が付着することは絶対にあってはなりません。1匹でも付着すると、ロットごとすべて返品になります。
Miyaji
そうでしたか。やはり水銀灯の光は誘虫性が高いのですね。そのご関係でしょうか? 1ヵ所だけ無電極放電灯を付けられていたようですが?
Miyaji
はい。安定器が壊れたため器具を交換しました。その時にお願いした業者さんが「虫が来ないから」と 勧めてくれたので試しに1台だけ付けました。明るくて光の広がりもよかったです。
Miyaji
無電極放電灯はLEDに並ぶ次世代の明かりといわれた時代もありました。 その後、LEDへと全面的な取り替えを検討されたのはいつ頃ですか?
Miyaji
近い将来、水銀灯が製造中止になるということで、いつかは変えなくてはいけないなと。 3~4年前に外灯をLEDに変えたのですが、虫が断然少なくなったので、全面LED化したいと思っていたのです。 いろいろな業者さんが営業に来られましたが、見積が高く決められずにいました。 昨年、年度補正予算の補助金事業の話を聞いて同じ鉄鋼団地内の阿波技研さんに相談しました。 阿波技研さんも宮地電機さんでLED化され、よい提案をしてくれると聞いていたからです。 以前に見学させていただいたこともあり、出来上がりのイメージも掴めていました。
Miyaji
お客様からご紹介いたけることは何よりもうれしいことです。ありがとうございます。 弊社の寺尾からは、具体的にどのような提案をさせていただいたのでしょう?
Miyaji
工場の建屋は2棟あり、天井高が異なります。以前は同じ水銀灯の器具がついていたのですが、 寺尾さんにはそれぞれに合った器具を選んでいただきました。 また、紙を扱うので、工場内にはかなり粉じんが舞います。 それが器具に付着すると不具合が起こったり暗くなったりするので、粉じんよけの笠付器具をご提案いただきました。
Miyaji
天井高が高いエリアは高天井用の笠付き器具を、低いエリアはより光が広がるライトバータイプの器具をご提案しました。 LEDは周辺の温度に影響を受けやすく、高温の環境では寿命に影響がでます。 さらに器具の熱を逃がす部分に粉塵がたまると、うまく放熱ができずに不具合の原因となります。 粉塵の付着を少なくするために高天井LED照明にオプションとして笠を装着しました。 また、ライトバータイプの器具はガラス製の蛍光灯と違い、ポリカーボネイト製なので、 外部の衝撃が加わった際にも飛散しにくいため、製品への破片混入リスクが減少します。
Miyaji
天井高に合わせて2種類使っているのですね。取り換え後の明るさや見え方などはいかがでしょう?
Miyaji
5000Kの色温度で昼間のように明るくなりました。作業がしやすくなり、社員もみな喜んでいます。 紙と照明の色温度には相性があるんです。紙の地合いを見るためには、色温度が低い方が適しています。 影ができるので紙の波打ちや凹凸がよく見えます。その作業がある部分は色温度が低い局所照明を使用していますが、 工場全体として考えると5000K程度が好ましいため、全般照明は明るく仕上げてもらいました。
Miyaji
そうなんですか!紙をご覧になるには色温度が高い方が良いイメージがありましたが、 波打ちや凹凸を見るには色温度が低い方が良いとは...初めて知りました!
Miyaji
ええ。ですから以前は紙の検査の工程で白熱灯が使われていました。 今はLEDでも色温度のバリエーションが増えたのでLEDを試している最中なんですよ。
Miyaji
そして実際に導入なさって省エネの観点ではいかがでしょう?
Miyaji
1日にだいたい7.5時間、一部エリアは16時間点灯しています。LEDにしたことで電気代は大幅に削減でき、 導入費用は3年弱でペイできる計算です。水銀灯は明るくなるまで時間がかかり、一度消すと再点灯にはさらに時間がかかるためストレスを感じていました。 LEDはすぐに点灯できるので、こまめに入り切りすることでさらに省エネに努めたいと思います。
Miyaji
コスト、ストレスともに軽減にお役立ちできてうれしい限りです。
Miyaji
工場では、実際にどのような加工作業を行っておられるのでしょう?
Miyaji
扱っているのは工業用の特殊な紙です。製紙会社から1日に15本の巨大な紙のロールが運ばれてきます。 それを、大型機械を使って断裁しながら違うサイズのロールに巻き取ったり、決められたサイズの平板に断裁したりします。
Miyaji
特殊な紙とは、どのような紙ですか?
Miyaji
建材用のクッション材や自動車関係の部品に使う紙、熱をかけて成形できる紙などさまざまです。 高知のみなさんになじみがあるところでは、日本酒を搾る時に使う醸造用濾過紙も作っています。 食品用なので、虫はもちろん、小さなゴミなどが入らないよう、エアカーテンを備えた特別な部屋で断裁しています。
Miyaji
日頃私たちが目にすることはなくても、暮らしの中でいろいろとお世話になっているのですね。 それにしても、工場内にはちり一つなく、ほこりや粉じんも感じられませんが。
Miyaji
断裁の過程で出る屑紙やほこりは、バキュームで吸引してベーラー室、集塵機に送られます。不要な紙片や屑紙を圧縮して固め、廃棄します。
Miyaji
整理整頓も行き届き、とても美しい工場ですね。
Miyaji
大型機械もありますし、安全には留意しています。整理整頓もそのためです。
Miyaji
いろいろと心を尽くしておられますね。社員の皆さまも安心してお仕事なさっていることと思います。
Miyaji
LED化したことにより、今年の夏は虫に悩まされることもなく、さらに快適に仕事ができるでしょう。期待しています。

普段私たちの生活で「こんな所に紙が?」という驚きを感じるほど多岐にわたる用途。 紙加工品の中には自動車部品関連から食品関連商品に関わるものまであります。 釜社長がおっしゃった「製品に虫が付着することは絶対あってはなりません」という厳しい言葉の裏に、 品質に対する強い責任感をお見受けしました。LED化した事で虫が減りました、と言ってくださった釜社長の笑顔を拝見し、 取材に行った我々も思わず笑顔になりました。
宮地電機 広報 菅野 乃美

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