建設機械メーカーとしてコンクリートポンプを開発・製造し、国内外の土木・建設業界に提供してこられたシンテック様。その機能と性能が高く評価され、現在では全国の小型コンクリートポンプのシェア約70%を誇ります。人・環境・技術の調和を図りつつ、未来を見つめ続けるシンテック様に、太陽光発電システム導入についてのお話を伺いました。

株式会社シンテック 代表取締役 社長
田所 伸雄 様

リスクヘッジを考えると、しっかりした会社をパートナーにしたい。

———シンテック様とは、宮地電機と共通のお取り引き先からご紹介いただいたのがご縁でした。

田所社長 そうです。以前よりCO2排出の問題などを考えた時に、この高知県の日射量を活かして環境保全ができないものか、と考えておりました。私どもの会社の屋根は非常に大きいです。これを活用しない手はない。太陽光発電だ!と思いました。

———確かに大きな屋根は南を向いていますし、ソーラーパネルの設置場所としてこれほど適した場所はないですね。

田所社長 はい。シンテックの建物は条件が整っていたんです。グリーン投資減税や売電価格など様々なことを考慮してゆくと、3月いっぱいでの施工完了が望ましい、ということが分かりました。部材の納期に関して難しい問題は発生しましたが、最終的には期待にピッシリ応えてくれた。しっかりした会社は違うな、と感じました。

———それまで宮地電機のことはご存知でいらっしゃいましたか?

田所社長 お名前は知っていました。しかし、お付き合いは初めてでした。今回の太陽光発電に限らず、ビジネスのパートナーを選ぶ時は、何かあった時に責任の取れる会社とお付き合いする、というのが50年以上事業に取り組んできた私の持論です。宮地電機は年商しかり、信頼度しかり、これから10年20年とお付き合いしてゆくのにふさわしい会社だと思いました

———もったいないお言葉をありがとうございます。

高知の中で、企業同士が組んでゆくのが大事です。

田所社長 実は当初、県外の会社からも太陽光発電の提案を受けておりました。条件は悪くはなかったですし、何度かやりとりもありました。しかし私は、出来れば地場の企業に発注したい、との想いがありました。高知の中で、企業同士が組んでゆくのが大事です。リスクヘッジを考えたとき、安定感があり、対応もしっかりしている企業が良いと思い、宮地電機にお願いすることに決めました。

———ありがとうございます。実際に作業に入ってからは、どのような印象を持たれましたか?

田所社長 宮地電機には、太陽光発電に関しての専門のチームがありますので、とにかく安心でした。素晴らしくスピーディーな動きをしてくれましたし。太陽光発電は発電事業ですから、やはりその道のプロに頼むのが、リスクヘッジの観点からも重要だと思います。

事業とし、利益をあげる上で、メンテナンスが要らないのは有難い。

———工場を拝見しました。非常に綺麗に整えておられますね。

田所取締役 はい。社長は落ち葉一つにも目を配り、敷地内全てが美しくあるよう、私ども社員に指導されます。ここは風通しが良いので強風の後など掃除が大変なんですよ(笑)

———塵ひとつ落ちていない職場は気持ちがいいですものね。

田所取締役 パワーコンディショナーの足元にも、落ち葉が舞ってこないよう、網が張られているでしょう。社長のアイデアで、社長が自ら作られたんですよ。

———素晴らしいですね。

田所取締役 事業を行う上で手間がかかることは大変です。時間も費用もかかります。太陽光発電システムは、会社の事業として見た時メンテナンスがほとんど要らないのが有難いですね。

担当者のひとこと

決断。2012年12月のクリスマスが迫った頃、田所知美取締役からの電話が鳴りました。「太陽光発電、決めました。但し、3月31日までに工事完了してください。できますか?できませんか?」「やります!よろしくお願いいたします。」部材の納期は厳しい状況でしたが、私を動かしてくれたのは、田所伸雄社長のお言葉でした。「仕事は信頼のおける地元企業に!」


流通品質担当室 みやじ見積センター 課長代理 谷村直樹