香川県で最も小さい市町村である宇多津町は、
ところどころ古い町並みが顔を覗かせる港町です。


その中心に位置する宇多津町役場から北へ入ると、
住宅街の中に遊歩道が現れます。
公園も隣接するこの遊歩道は、 風の吹き抜ける
心地よい空間ではありますが、日没後は住宅街の死角として、
ともすれば人を寄せ付けない静寂が包むことは
想像に難しくありませんでした。


ただ明るくするだけでは、
遊びながら歩く「遊歩道」としてはすこし寂しい...。


景観に配慮しながら、安全を確保する。
そこには、図らずも「遊び心」が必要です。
あえて光源の高さを変えてみる。


Multi LEDs ウッドポール灯の低いタイプと高いタイプを
混在させることにより、ランダムな光の広がりを楽しみます。
画一的でない、多様な景色を演出することで
いつまでも歩きたくなる小径が生まれました。




宮地電機は、照明のプランナーとして宇多津新しい街づくりプロジェクトに参加させていただいています。

PAGE TOP