四国中央市金生町にある乳児保育所こども村様は、常に子どもたちが健康かつ安全な環境で生活ができるように努めていらっしゃいます。
この度電気代削減もさることながら、地震などの 災害時に被害を最小限にするため、安全なLEDへのリニューアルに取組まれました。
日常的に点検しているからこそ、わかること。
今回のLED化は、「乳児保育所こども村」が建設されてからの約10年間近く、電気の安全調査をご担当されている四国電気保安協会の山本広之様のご提案がきっかけでした。四国電気保安協会様は、地域の皆さまから信頼され選択される電気のホームドクターを目指し、電気の安全調査や総合保安サービスを行なっておられます。乳児保育所こども村様にも、電気を安全・安心、効率的にお使いいただきたい……と日常的に点検されていたからこそ、ニーズに沿ったご提案をなされました。
———電気代削減の観点からお考えになったのですか?
石川様 はい。もちろん電気代が減らせるなら…という思いもございましたが、何より電球切れに悩まされていました。とにかく頻繁に電球が切れるんです。その都度、職員が脚立を使っての電球交換をしておりました。また寿命なのか、安定器もよく不具合を起こすようになり、有料のメンテナンスを繰り返さざるを得ない状況でした。
———経費がかさむ、という問題点は勿論ですが、職員の方が危険な作業をされることはご心配だったでしょうね。
石川様 ええ。こちらは乳幼児をお預かりしているので、暗いままにしておくわけにはゆきません。そういう意味からもLED化については2年ほど前から考えていましたので、今回の提案を機会に実施することにしました。
上村課長 今はLEDも2年前と比べると性能も良くなっています。消費税率アップや電気料金の値上げ前という、このタイミングも素晴らしかったですね。
石川様 そうですね。ただ、以前から考えていたとは言えLED導入は高い、高額だ、というイメージがありました。しかし、今回の提案書の中で導入後の電気代との比較データなどを見せてもらって、ランニングコストとの差額で償却できるシステムに驚いたんです。
万が一、器具が落下しても「痛い」くらいで済むように。
———経済的な効果、取り替え作業の人的負担の軽減、どちらも良いことですね。
石川様 そして、上村さんからBCPのお話を聞いて、なるほど!と。この乳児保育所こども村では、皆裸足で生活しています。万が一、災害が起きた時、蛍光灯のガラスが割れて頭上から降ってきたら、大怪我をして避難どころではなくなる。LED化することによってポリカーボネイト製になり、ガラスのように割れて飛散する心配がなくなります。これは大切なことだと思いました。
上村課長 仮に落下したとしても、新しいランプは220gと軽量ですので、当たったとしても『痛い』くらいで済みます。命を守るためにLED化は有効だと思います。
山本様 今回、厨房部分だけは防湿型が必要でしたので、ガラス製の直管形LEDを使いましたが、他の部分に関しては、照明器具のガラス飛散の心配が無くなり、こちらもホッとしています。
上村課長 BCPの観点で言えば、窓ガラスに遮熱シートを貼ると、特に暖房時の保温効果など省エネ効果も然ることながら、やはりガラスの飛散防止に役立ちます。
石川様 四国電気保安協会さんと宮地電機さんからは、今後もそのような情報をもらいたいですね。これから更に色んなことを考えてゆきたいと思っておりますので。
担当者のひとこと
改めて東日本大震災の教訓は多く、我々も施主様方の生命を守るBCPについて更なる情報収集を図ってゆきたいと考えています。先の震災では、天井から空調機をはじめとする様々な設備が多数落下し、死者もでていたことが分かってきました。例え、その時のニーズに入っていなくても、お客様の生命を守るために打てる施策があるのならどんどんご提案してゆきたいと考えています。そのためにも、地域に絶大な信頼を誇る四国電気保安協会様とは、良いパートナーシップを結ばせていただけると難いですね。
ファクトリー営業部 四国中央ファクトリー営業課 課長 上村友昭