愛媛県は古くから「伊予和紙」の産地として知られています。古紙リサイクルや機密文書処理を専門とされてきた株式会社モリオト様。近年では各種再生紙を使った製品の加工・製造、そして紙製品の新しい可能性を求め、機械抄き和紙を使用した畳表の製造をしています。

鈴木 博
専務取締役

紙の扱いでは何でもできる会社でいたい。

———い草と比べて、和紙畳の良いところは?

鈴木様 まず、耐久性が約3倍ということです。擦り切れに強いので、爪とぎをする猫などペットを飼うのに最適です。またダニが湧き難く、色褪せもしにくい、吸水性もい草に近いものがあります

———オートメーションで畳が製造されているのが印象的です。

鈴木様 この工場はほぼ24時間操業です。ですので電気代削減が必要でした。

———LED化によるメリットは大きそうですね。

鈴木様 7、8年前から『電気代を節約しよう』と、昼休みに事務所の電気を消すなど、節電に取り組んでおりました。そして3.11の震災後、更なる節電に向けてLED化を検討し始めたんです。

———宮地電機にご依頼くださったのは、どのようないきさつだったのでしょう?

鈴木様 実は、私は少し前から他の2社に相談を持ちかけていたんです。そのどちらかにお願いすることに なるだろうと思っていました。その後、当社の副社長と宮地社長が旧知の仲ということで、宮地電機さんにも相談したんです。

———ありがとうございます。

鈴木様 すると、一番最後にお話した宮地電機さんの対応が一番早かった!そして、データも素晴らしかった!それに何より岡崎さんの話が分かり易かった。それで、宮地電機さんに決めました。

———本日、こちらにお伺いした甲斐がありました(笑)

鈴木様 岡崎さんは何か質問したときに『ちょっとメーカーに聞いてきます』とか『調べてきます』などと言わず、その場ですぐ明瞭な答えが返ってくる。分かり易い、ということは、非常に良いことです。

———嬉しいお言葉です。実際に施工されて、いかがでしたか?

鈴木様 LEDは明るい、というイメージは持っていたのですが、本当に明るい。そして、電気代がここまで安くなるとは驚きました。

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セラルクス/工場
直管形LED/工場
直管形LED/本社・事務所

———今後、当社に望まれることは?

鈴木様 一年に一度、電気代の結果データを出して欲しい。「LEDは一年経っても変わりませんよ」という証が欲しいんです。電気代は目に見えない。だからこそ実際に見えるデータを社員に見せて、LED化したことによってこれだけ経費が削減した、と伝え「だからここを消さなければ」と繋げたいんです。

———私たちも『見える化』の重要性を感じており、今後積極的に取り組んでまいります。

鈴木様 是非そうしてください。私もお客様に「LED化はどこに頼んだ?」と聞かれて「宮地電機さんはとにかく対応が早いよ」とお伝えしたんですよ。これからもモーターなど動力系の電力をいかに減らせるか、など考えてもらいたいことはまだありますから。

夢をもって仕事はやってゆきたい。

———最後に一言いただけますか?

鈴木様 平安時代に畳ができて1200年。この歴史を変えてい草だけだった畳を和紙製へ変える。紙に関するものを次々と変えてゆきたい。夢をもって仕事はやってゆきたいですね。

担当者のひとこと

今回のリニューアルでは直管系LEDへの更新とセラミックメタルハライドランプをご採用いただいた箇所があります。なにがなんでもLEDではなく、適材適所で優れた商品をご紹介してゆきたいと思います。例えばセラミックメタルハライドランプはLEDに比べ高い環境温度にも適しています。演色性も高いので製造ラインなどでお使いいただくと指示書や製品の色、汚れがはっきりと見える利点があります。取付箇所のご使用方法や温度、湿度環境によって最適な商品をご提案してゆきます。

ファクトリー営業部 松山ファクトリー営業課 主任 岡崎守利