【高知県南国市】5019 PREMIUM FACTORY 南国店様

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5019 PREMIUM FACTORY 南国店様の場合

金の鐘が照らす5019バーガー 

2023年4月、緑に囲まれた南国市岡豊町に、ハンバーグ・ハンバーガー専門店「5019 PREMIUM FACTORY 南国店」を出店した株式会社グラディアの森本真紀さん。こだわりの調味料を製造する工場を併設し、畑ではサラダ用の無農薬野菜を栽培しています。たくさんのこだわりが詰まった店舗を、美しく愛らしいデザイナーズ照明が照らします。 


店名の意味は「前進する特別な工場」 

オーナー 森本真紀さん

———そもそも、なぜ高知でハンバーガーの店をやろうと思ったのですか? 

森本 もともと夫が営む自動車販売店の一画でカフェを始めたんです。店名が5019(ゴーイング)だったので、その名にちなんだ何かを看板商品にしたいと思って、ハワイにハンバーガーの勉強に行きました。ハンバーガーは1個で食事になるところがおもしろいなと思っていたんです。その結果、強引な具を挟んだゴーイングバーガーができました。 そのあと、帯屋町に「5019 PREMIUM FACTORY(高知本店)」を出店しました。 この南国店は2号店となります。

——— 森本さんのハンバーガーは、ハワイで学ばれたんですね。 

森本 でも日本人の私が作るハンバーガーはアメリカのハンバーガーとは全然違うんです。アメリカのハンバーガーはケチャップとマスタードが味の全体を占めるんですが、私のハンバーガーはいろんなソースを組み合わせ、だしのうま味を効かせています。 

——— その結果、今年2月に開催された「にっぽんの宝物JAPANグランプリ」のVisit JAPAN Food,Drink&Exprerience部門で、土佐あかうしバーガーが見事グランプリを受賞されました。おめでとうございます。 

【南国店限定】5019(ゴーイング)フライングバーガー

シンボルとして輝く「ゴールデンベル」 

——— 広い敷地に大きな建物、野菜を育てていらっしゃる畑もあります。こちらの店舗に関しては、以前、森本オーナーの別店舗のBARの照明を担当させていただいたこともあり、何かお手伝いできることはないかと思いお声がけさせていただきました。 

森本 私の中に「和モダン」をコンセプトにした店のイメージができていたので、工務店さんに図面を描いていただいて、一緒に進めてきました。けれど、以前宮地電機さんにBARの照明を手伝っていただいた時に、照明はものすごく大事だと勉強させていただきました。店が出来上がっていない状態で照明をどうしたらいいものかイメージがわかず、いろいろ試行錯誤しているところに声をかけていただいて…。本当によかったです。 

——— 素敵な建物で、森本さんの思いが詰まっているなと感じました。このクオリティのお店にふさわしい、シンボルになるようなものがあったらいいんじゃないかと思い、アルヴァ・アアルトのゴールデンベルを提案させていただきました。 

森本 菅野さんが熱いプレゼンをしてくれました。以前、NHKで放送された「名作照明ドラマ ハルカの光」という番組を教えていただいて、ゴールデンベルが作られたストーリーに感動しました。私もストーリーをとても大事にしているので、アルヴァ・アアルトにすごく惹かれました。

———森本さんが5019をここまで大きく成長させてきた快進撃にもストーリーがあります。経営戦略の本にも、「勝ちパターンにストーリーは必須」と書いてあります。 

森本 私はストーリーと差異を常に考えています。他と同じことをやってもいけないし、でもいいものは真似したい。じゃあ、ここにしかない、自分にしかできないものって何だろうということを常に考えています。 

——— それがこの店づくりにも表れていますね。 

森本 適当なところはすごく適当なんですが、こだわりたいところは譲れません。照明については自分なりにいろいろ考えてみて、最後に宮地電機さんに相談しようと思っていたんです。 

———ご提案を受け入れていただいて、このゴールデンベルを店内に5基使っていただきました。こんな贅沢なお店は他にはないと思います。 

森本 本当に愛らしく、この煌めきも素敵です。ずっと見ていられますね。キラキラと輝くゴールドかくすみのある真鍮ゴールドか迷いましたが、新築なのでキラキラにしました。

——— このゴールデンベルはアルヴァ・アアルトがフィンランドのヘルシンキにあるサヴォイレストランのために作ったものです。もともとは真鍮の剥き出しの器具で、経年劣化でくすみ反射がなくなって光がやわらかくなっていくのを楽しむ、北欧の考え方の照明です。湿度の高い高知では、ちょっと合わないですね。こちらのクリア塗装をしたタイプをお選びいただきよかったと思います。 


アイデアが光るオリジナルのあかり

森本 ペンダントの方は、やわらかな光のイサム・ノグチにしたかったんですが、在庫がないということで断念。私が購入していた照明を、菅野さんのアイデアで素敵な照明にしていただきました。 

———すでに取り付けられていたフィラメント型の照明器具が、雰囲気には合っているけど直接光源が目に入るのが気になったんです。これをやわらげる和紙素材のシェードを探そうとしたのですが、適当なものがなくて。和紙を巻き付けることを思いついた時点で、「そうだ、ここはハンバーガー屋さんだ!」と、バーガーの袋を使うことを提案させていただきました。山﨑さんが持ってきてくれた2種類の袋から、この茶色の紙袋で行こうと。最後、麻布を使って上手に仕上げられましたね? 

山﨑 袋をかぶせてみて、これをなんとかうまく固定しないといけないなと。麻布を見つけて、これを巻いたらどうだろうと思いやってみました。 

——— ちょうどいいオレンジ色の光になって、見た目もオシャレ。このお店にピッタリです。社員さんのアイデアが生かされた、ゴールデンベルに並ぶ名作照明だと思います。 一つひとつ確かめながらやっていく森本さんから、ある時、入口が暗いから何とかしたいと電話がありました。ここは当社の馬詰さんに対応してもらいました。 

馬詰 外から見ると突き当りの壁が暗い印象でした。このスペースに商品を展示されると伺って、最初は正面からスポットライトを当てることや、すでに取り付けられている照明器具の位置を変えることも検討しました。けれど、それよりも奥の壁自体を明るくした方がいいのではと思い、棚に間接照明を入れることをご提案しました。 

森本 デモ機を持って来ていただいた時点で、「それで行きます。棚の端から端まで入れてください」とお願いしました。 

馬詰  本当に即決でした。器具はとても薄く目立たないもので、色味も店内のオレンジ色に合わせ、それよりも少し白っぽい3,000Kにしました。白い壁に光が反射して、壁のある空間そのものがアイキャッチになっています。 

——— 入口の奥が暗いと入りづらい印象になるのを、このライティングにより解決できました。奥が明るいと近づきたくなるんですよね。「サバンナ効果」です。森本さんは頭の中で瞬時にこの完成図が見えたので、即決されたんだと思います。 


照明以外でも細やかなお役立ちを 

——— 当社の方で、ブラインドも納入させていただきました

森本 店内のインテリアに合った色味で、柱の色ともマッチしています。軽くて開け閉めしやすく、助かっています。 バンブー素材なので、軽いのが特長です。扱いやすいと伺って安心しました。 

——— あ、それから!開店直前にBGM用のスピーカーも手配させていただきましたね。 

森本 そこはすっぽり抜けていて、早急に手配していただきありがとうございました。 

——— 当社の方で、ブラインドも納入させていただきました

森本 店内のインテリアに合った色味で、柱の色ともマッチしています。軽くて開け閉めしやすく、助かっています。 バンブー素材なので、軽いのが特長です。扱いやすいと伺って安心しました。 

——— あ、それから!開店直前にBGM用のスピーカーも手配させていただきましたね。 

森本 そこはすっぽり抜けていて、早急に手配していただきありがとうございました。 

——— ダクトレールがあったので、Bluetoothで音を飛ばすタイプのスピーカーを取り付けることができました。

森本 走りながらやってきたのでいろいろと抜かりもあり、コロナ禍もあってオープン予定がずれ込んでしまいました。最初はテラス席を作る予定だったんですが、準備をしている2年の間に畑にハマって、私が無農薬で野菜を作っているのを見ていただきたい、それを食べていただきたいと思うようになり、テラス席を止めてそこが畑になりました。サラダの自給率はかなり高いです。  

——— ハンバーグもかなりこだわっていらっしゃるそうですね? 

森本 そこは長男と娘婿がとことん追求しています。つなぎなしのハンバーグなのでとにかく肉をこねるんですが、体温で脂が溶け出すとうま味も逃げてしまうため、キンキンに冷やしたお肉を、断熱加工の手袋をしてこねています。素手だと3分で凍傷になってしまうほど。娘婿がそれに味付けをして土佐備長炭で焼くのですが、試行錯誤を重ね、数えきれないほどの味付けや焼き方などのパターンを試して作り上げたハンバーグは絶品です。粒の大きさが異なる2種類のひき肉を混ぜ、食感にもこだわっています。 

——— ご家族もスタッフもとても仲が良く、一丸となってまだまだ進化を遂げる5019 PREMIUM FACTORY。最後に、今後の展望をお願いします。 

森本 やりたいことがあり過ぎて、200年くらい生きないと達成できません(笑)。ここは本来、調味料の加工場として作りました。私はコロナ下で3人の孫が生まれ、命を紡いでいくことの大切さを実感しました。コロナで世の中がすごいスピードで変化しましたが、食は決してなくなるものではありません。将来、食糧難もやってくると言われる中で、きちんとした本物の調味料を作ろうとしています。水やり、草取りから始めて、食の大切さを紡いでいく活動をしたいと思っています。

——— 森本さんのバイタリティには感服です。今後も森本さん持ち前の発想力・決断力・実行力を存分に発揮してください。本日はありがとうございました。 

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5019 PREMIUM FACTORY 南国店

〒781-0044 高知県南国市岡豊町八幡835-11F

○ インタビュー 宮地電機 / 〇文章 深田美佳 / ○ 写真 釣井泰輔「ツルイスタジオ」 / ○ 取材日 2023.07.07