エアコン& エアコンプレッサの更新で 地球にやさしく、光熱費ダウン!

「器具はそのままでLED化できますか?」

今回、エアコンとエアコンプレッサ交換で省エネ化を実現された(株)谷食糧の専務取締役である谷 眞澄様へのインタビューは、LEDについてのご質問から始まりました。メモを取りながら熱心に説明を求められる谷専務は、社内でも「機械好き」で有名とのことです。

昭和46年に創業した「谷食糧」は、安心で安全な蕎麦の製粉会社として、地域の皆様に愛されている会社です。常にお客様の健康を考えた商品開発や品質管理に取り組まれる企業姿勢は、地球環境保全をも視野に含んでいます。

———新たに導入されたエアコンプレッサの調子はいかがでしょう?

谷専務 調子よく動いていますよ。コンプレッサ自体に余裕があるのかトラブルは起きないですね。以前はオーバーヒートで止まったりして、送風機で冷やしながら動かしていました。コンプレッサ1台に送風機3台なんてことも。

———蕎麦製粉工場では、どの工程でエアコンプレッサを使用しているのですか?

谷専務 主に充填機や集塵機のダスト払い落としなどです。以前使っていたコンプレッサが耐用年数を超過して、思案していた時に寺尾さんが提案を持ってきてくれました。

寺尾社員 もともとは、空調が耐用年数なので段階的な更新を計画しませんか?とご提案からはじまりました。そこで補助制度を活用した空調の更新をお奨めし、補助条件を満たすためにもう1種類の設備更新を検討しました。コンプレッサの更新も省エネには有用であることから、古いコンプレッサを使用されていませんか?と投げかけたところ、調子が万全ではないコンプレッサがあることがわかり、更新することとなりました。

谷専務 新たに導入した空調はフィルターが自動昇降でき簡単に掃除、交換できるのが素晴らしいですね。以前は社員自ら脚立をもってきてフィルターの掃除をしていましたから。

———業界初の『殺菌蕎麦粉』を製造されるなど、斬新なアイデアを次々に実現する谷食糧様は、本社工場隣に、純手打ち蕎麦店『直心庵』を直営しています。店頭で販売されている"そばぼーろ"や"石うすそばまんじゅう"は、思わずほほが緩む美味しさですが、これら商品も全て本社工場内で製造されているというから驚きです。

谷専務 当社には試作室があり、そこで様々な商品の研究開発を行っています。同時に品質管理にも注力しており、JAの協力も仰ぎながら自社でも残留農薬のチェックをできる体制にしています。また、2011年7月からは、消費者の方々の不安を少しでも払拭できるのであれば、と放射能の検査分析機器を導入しています。

———先ほど「直心庵」で頂いたお蕎麦が、ここが四国であるのを忘れるほど美味しかったのですが、その理由の一端が理解できたような気がします。工場も清潔で、そしてフル稼働されていおりましたが、工事期間などでお困りにならなかったですか?

谷専務 コンプレッサの場合、半日停めただけで済みましたし、エアコンの場合も特に差し支えはありませんでした。

———最後に、当社が今後どのようなことでもお役立ちできるのか、ご意見を頂戴できますでしょうか?

谷専務 宮地電機の営業さんはマメに足を運んでくれるし、提案も持ってきてくれるので助かっています。フィルタ自動昇降対応の空調機など、当社のように食材などを扱う会社にはありがたいことを教えてくれたり。なかなか我々がカタログの細かい所まで見ることは少ないですから。

担当者のひとこと

空調機は15年前後使用していると故障が多くなってきます。更新するには初期コストが多くかかり、台数も複数台あることから計画的な段階更新をお奨めしております。㈱谷食糧様でも社内全ての空調が丁度その時期を迎えており、今回、補助制度の申請募集がかかったことを契機に更新を行いました。補助制度の条件として掲げられている「省エネ設備を複合的に整備すること」に準拠するためコンプレッサも更新しました。空調機はメンテナンスが容易なフィルター自動昇降型を、コンプレッサはオーバーヒートを起こしにくい仕様のものを採用することで、消費電力の他に、メンテナンスの負担も減らすことができました。今後は、社内各所のLED化も視野に入れて谷食糧様にお役立ちできるような提案をしていきたいと思います。

ファクトリー営業部長 寺尾直樹