2016年11月に創立40周年を迎えた、高知東高等学校。「立志」の精神のもと、豊かな人間性と感性を育む教育実践に努め、 多くの逸材を輩出してきました。卒業生と、勤務された教職員で構成される同窓会「立志会」から、 創立40周年を祝して体育館ステージの緞帳が寄贈されました。この度、宮地電機にとっても初の試みとなった、 オリジナルデザインの緞帳を製作・施工いたしました。40周年の記念式典ではその新しい緞帳が披露され、 生徒たちから感嘆の声と大きな拍手が上がりました。
Miyaji
この度は、40周年おめでとうございます。大変素晴らしい式典でしたね。
Miyaji
緞帳が閉まる瞬間をドキドキしながら待っていましたが、真ん中でピタリと合わさったときは感無量でした。 生徒たちのどよめきと拍手に感激しました。
Miyaji
他所にはない、見たこともない緞帳で、東高校の自慢の一つになってゆくと思います。
Miyaji
本当に。「さわやかで元気な学校」という校風によく合っていると思います。 今回、同窓会で緞帳を寄贈することになった経緯をお聞かせいただけますか?
Miyaji
緞帳自体、布地が劣化してボロボロになっていて、開閉装置も壊れて緞帳が閉まらなくなっていたため、 校長先生から「記念品の寄贈をいただけるのなら」と相談がありました。内緒かな?この話(笑)
Miyaji
当初、校長先生は昔ながらのよくある緞帳をイメージされていたようですが、我々で話し合ううちに、 「なんか普通。おもしろうないにゃあ」となりまして。
Miyaji
これまで40年使ってきたのなら、これから40年使うものになるはず。もっといいもの、 東高校らしいものができないかと考えたとき、宮地電機さんにカーテンの専門部署があったのを思い出して、 菅野さんに連絡させていただきました。
Miyaji
ありがとうございます。弊社にとりまして、緞帳のご依頼は初めてのことでした。ですが、 ノウハウのある織物メーカーとのお付き合いがありましたので、大丈夫だと考えました。 学校の歴史に残る特別なものですので、ぜひ作らせていただきたいと思いました。
Miyaji
近藤さんにお会いしたのが2016年の9月でした。11月5日の式典に間に合わせること、 通常の緞帳を作る予算でオリジナルデザインを起こすことが大きな課題でした。 通常、オリジナルデザインで作るとなると、納期もコストも倍ぐらいかかります。 菅野課長に「デザインは社内でやります!」と言われ、予算的なことをクリア。すぐに具体的な打ち合わせと製作に入りました。

デザイン制作 黑岩亜美

Miyaji
デザインについて、どのようなコンセプトで進めていったのでしょう?
Miyaji
同窓会の皆様のご意見を伺いながら、弊社のデザイナーである黑岩が担当しました。 制服のズボン・スカートに使われているチェック柄、 そして、開校当時のなす紺にエンジのラインが入ったセーラー服や校章をモチーフに、 東高校の歴史と未来につながる希望を表現するように努めました。
Miyaji
最初にデザイン案を見せてもらった時、衝撃をうけました。「これはいい!」と。そこからどんどんイメージが沸いてきました。
Miyaji
なす紺の地色に、校章をモチーフにした、鳥のようにはばたくエンジ色の形。その数「6個」には、 セーラー服の線が3本+3本の6本だったことに由来します。校歌の中にある「先学の育ちし所」を表現したいと思い、 チェックをグラデーションにして、後輩たちが後に続き、さらに次の世代に続いてゆくイメージにして欲しいとお願いしました。
Miyaji
東高校の精神は「立志」。いつの時代も志を持って進む人であって欲しいと思い、どこかに「立志」を 隠し文字で入れられないかと提案しました。誰かが見つけて、口コミで広がっていけばいいですね。 愛着が湧く緞帳になると思います。
Miyaji
宮地電機にとっては初めての緞帳製作。納期も短かったことで、ご苦労も多かったのでは?
Miyaji
そうですね。メーカーさんとの戦いもありました。もちろん良い意味で(笑)。 住之江織物さんにお願いしたのですが、緞帳でこのデザインはまずありえないということで、 ご理解いただくのが大変でした。同窓会のみなさんとデザインを協議して仕上げた後、 メーカーに送って織りに入るのですが、あまりにも緞帳らしからぬ柄行きだったため、 「こんな柄、こんな色であるはずがない」と、職人さんがそれらしくデータを変更してくださったのです。 それでも確認が必要だと思われたようで、途中で京都から職人さんが織りかけのものを持ってやってきました。 見ると、全然違うものでした。これでは困る、いやこんな緞帳はおかしい、と喧々諤々。 同窓会のみなさまの思い、デザイナーのこだわりを一生懸命説明した結果、職人さんも納得してくださいました。 緞帳を織っている糸は、エンジ色の部分だけで6~7色の糸が使われています。最後はそれを全部引っ張り出し、 一番鮮やかな色の使用数を増やすことで折り合いがつきました。職人さんにも思いが伝わり、 納期までに織り上げていただく約束をしてくださいました。
Miyaji
実はそれから施工日まで、私たちも見ていなかったんです。梱包したままの状態でこちらに伺い、 開けるまで本当にドキドキでした。実物を見て本当にホッとしました。 緞帳はその重さで少しずつ下がってくるので、床から4~5cmの高さに吊るのが普通ですが、 今日はお披露目なので一番きれいに見える2cmで調節しています。
Miyaji
緞帳の上の一文字と両脇のエンジの幕にもこだわりました。校名と同窓会寄贈の文字が浮かび上がって見えると思います。
Miyaji
確かに緞帳としてはありえないデザインかも知れませんが、学校側も「これはない」とは言わなかったですね。
Miyaji
東高校の自由な校風を象徴するものだと思います。
Miyaji
同窓会のみなさんの母校愛とチームワークによってできた最高のプレゼントだと思います。
Miyaji
先代の会長はじめ役員は、生徒会の方々でした。今は私をはじめ有志一同が役員をしています。 どちらかというと学校に迷惑をかけた面々、罪滅ぼしが出来ればという贖罪の気持ちです(笑)。
Miyaji
今も昔も、制服がアイデンティティーとなっているのはうれしいことです。 「制服もえいけど、緞帳もすごいがやき!」と言ってもらえればなお嬉しいですね。
Miyaji
出来上がりを見ましたが、想像より良いものでしたね!一生に一回のすてきな思い出が出来ました。
Miyaji
世界に一つしかないものを提案出来る喜びを味わい、誇らしい仕事をさせていただきました。どうもありがとうございました。
Miyaji
先ほど、石川教頭からも「格調高い緞帳をありがとうございました」とお言葉をいただき、感激しております。高知東高校の、 今後ますますのご発展をお祈りいたします。
東高校同窓会「立志会」会長の近藤様は、実は高知県の人気No.1ブロガー「こんじる」様でいらっしゃいます。 以前よりブログとそのお人柄の大ファンだった私はFacebookでもお友だちになっていただいておりました。 ある日、こんじる様から「宮地電機さんなら出来るのでは?」と声をかけていただいた時は嬉しくて何としても成功させたい!と思いました。 おかげ様でワクワクする経験をさせていただきました。特に住之江織物さんの技術やこだわりには驚きました。 これから「緞帳デザイン」という新たなジャンルにも飛び込んでゆきたいと思っています。


宮地電機広報 菅野 乃美

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